【カスタム】CBR1000RR SPのマフラーの可変排気バルブを常時開放した話
皆様こんにちは、Akiです。
CBR1000RR SPのマフラーを少しいじったので、今日はそのことを記事にしてみたいと思います!
目次
CBR1000RR(SC59)のノーマルマフラーは低回転時の音が静か
CBR1000RR SPは足回りも豪華ですし、エンジンも選定品のピストン・コンロッドを用いて手で組み立てられた100%当たりエンジンということで、非常に所有欲を満たしてくれる素晴らしいバイクなのですが、1点だけ気になるところがあります。
そう、それが「ノーマルマフラーの低回転時における静かさ」です。
ノーマルマフラーの形状は気に入っていますが、アイドリング~4000回転くらいまではやや音が静かでイマイチ迫力に欠けます。
(前のCBRには車検非対応のアクラポのマフラーをつけていたので、そのせいで余計小さく聞こえているだけかも…。(^ω^;))
「それじゃあ4000回転以上はどうなのよ?」と思われるかもしれませんが、4000回転以上になると急に爆音になるのがSC59のノーマルマフラーの特徴ですw
これはどういうことかといいますと、SC59のノーマルマフラーには大小2つの排気口がありまして、回転数に応じて使用する排気口の数が変わるんですね。
低回転時のノーマルマフラーの状態
ちょっとわかりにくいですが、上の大きい排気口の方は金属のフラップで塞がっているのが確認できます。
アイドリング~4000回転くらいまでは上の排気口のフラップが閉じた状態になっており、下の排気口のみを使用するので音が静かなんです。
4000回転以上になると上のフラップが開放されるため、急激に音量が大きくなる仕組みです。
何故こんな仕様になっているのかというと、低速トルクの増強というよりはむしろ「騒音対策」の意味合いが強いようです。(それでも逆輸入車のCBR1000RRは音量が大きく、車検を通すのが難しいようです)
それに噂ではフラップ(排気バルブ)を開放した方がパワーカーブもよくなるそうなので、この機会に可変排気バルブを常時開放することにしました!
可変排気バルブを常時開放する作業手順
作業手順は至って簡単です。(柄の短いプラスドライバーがあればOK!)
1. リアの裏側にある樹脂製のカバーを取り外す
排気バルブを制御しているサーボモーターにアクセスするために、まずはカバーを外します。
右側はABSケーブルのカバーと一緒に2本のねじでとまっているので、2本ともねじを外しカバーも取り外しておきます。
左側も1か所ねじ止めされているので外します。
最後にリアの裏側でとまっているねじを外せばサーボモーターを覆っているカバーを取り外すことができます。
2. サーボモーターに繋がっているワイヤーを外す
排気バルブを制御しているモーターに繋がっているワイヤーを外し、フラップが常に開いている状態にします。
モーターを90度ほど時計回りに回し、ワイヤーを外します。
ワイヤーを外したらモーターを元の位置まで回すのを忘れずに行いましょう(そのままにしておくとFIのエラーがでてしまうようです)
あとはカバーを元通りにつければ作業終了です。
可変排気バルブ常時開放後のノーマルマフラーの状態
エンジン停止時から上のフラップが開いているのが確認できます。
試しにこの状態でエンジンをかけてみたら前より低回転時の音量が増加し、より迫力のあるサウンドになってくれました!
これならマフラーを交換しなくてもしばらくは満足できそうです(>∀<)
ではでは!